2022~23年はエクステリア商品値上げラッシュ!外構を節約するポイントは?
- 2023.05.02
- お庭のお役立ち情報

はじめに
皆さんこんにちは。石川県・富山県で外構・エクステリアのデザイン・施工をしております株式会社あてです。
最近、急激な物価上昇でお財布事情が厳しいと感じておられるのではないでしょうか。実は外構・エクステリア工事費用の上昇についてもご質問が増えています。2022年は、メーカーさんからの値上げのお知らせが続く「値上げラッシュ」の時期でもありました。今回はその要因や、実際にどれくらい値上がりしたのか、節約するポイントなどをご説明します。
値上げの原因は?
値上げの主な原因は、資材の原材料高騰や、電気代の高騰が挙げられます。特に商品としてよく利用されるアルミ製品は、「電気の缶詰」と言われるほど電気を大量に使われて製造されているため、ダイレクトに価格に反映されやすいです。
またロシアウクライナ情勢の悪化、ウッドショック、人件費の高騰など様々な要因が複合的に合わさり、2022~23年は常に値上げのお知らせがきているような状況でした。日本全体の物価上昇を鑑みると、今後も値上げは避けられない流れでしょう。
実際どれくらい値上げされたの?値上げしたメーカーは?
では実際どのメーカーがどれくらいの値上げをしたのか気になるところ。…実は主要メーカーに関しては、全メーカーが値上げをしています。またその他メーカーに関してもほぼほぼ値上げされたような現状です。
それぞれメーカーのプレスリリースと共に、値上がり幅をまとめます。
タカショー
タカショーさんは2022年3月1日受注分と2023年3月1日受注分の2回価格改訂がありました。
改訂率としては2022年3月1日分が約10%、2023年3月1日分が約5~15%のため、1年間で約15~20%の値上げとなりました。
LIXIL
LIXILさんは2022年4月1日受注分と2022年10月3日受注分の2回価格改訂がありました。
改訂率としては2022年4月1日分が約10%、2023年10月3日分が約5~15%のため、1年間で約15~20%の値上げとなりました。
YKK AP
YKK APさんは2022年4月1日受注分と2023年3月1日受注分の2回価格改訂がありました。
改訂率としては2022年4月1日分が約8%、2023年3月1日分が約7%のため、1年間で約15%の値上げとなりました。
三協アルミ
三協アルミさんは2022年2月1日受注分と2022年11月1日受注分の2回価格改訂がありました。
改訂率としては2022年2月1日分が約10%、2023年11月1日分が約8~20%のため、1年間で約18~30%の値上げとなりました。
四国化成
四国化成さんは2022年4月1日受注分と2023年1月4日受注分の2回価格改訂がありました。
改訂率としては2022年4月1日分が約10%、2023年1月4日分が約10%のため、1年間で約20%の値上げとなりました。
株式会社あての対応は?
当社でも価格が上がった商品に関してお見積り内に反映はさせていただいております。なるべくお客様に予算内で最大限の工事を行っていただくために努めてはおりますが、適正な価格でなければ本当に必要な工事を減らさなければならない、などという安全性に係る問題が出てきてしまいます。
当社の理念である「暮らしやすさをデザインする」を体現すべく、また長期にわたって安全・安心な工事とアフターフォローをさせていただくためにも何卒ご理解をいただけますと幸いです。
また、お見積りには「期限」が設定されており、その間にご契約いただいた分に関しては値上げの対象となりません。断続的に値上がりが予想される現在、期限切れのお見積りは値上がりをする可能性が高いため、期限内にご検討いただくことをおすすめします。
外構・エクステリア費用の節約方法
原材料高騰による工事費用の上昇は正直なところ完全には避けられません。ただし、下記のような手段で少しでも節約することは可能です。
①住宅建築前(間取り決定前)等設計段階からご相談いただくことによるコストダウン
費用を節約したい場合、とにかく早めのご相談をいただくことがコストダウンにつながります。外構・エクステリア工事は、鋤取り(表土等をある一定の厚みに薄く取り除く作業)や整地(土地を綺麗に整える作業)、残土処分(残った土の処分)など土工事が必要となります。しかし、初期段階からお声掛けいただければ、住宅会社さんと連携しながら工事ができるため上記のような鋤取り費用や整理費用、残土処分費を節約することが可能です。
もし初期段階でご相談がない場合、住宅会社との連携も取れないため一度住宅会社が整えた土地をまた掘り起こしたり、配管を地面に入れるための工事が発生したりと二重で作業が発生してしまいます。デザインや商品にかけたかった費用が、遅いタイミングでお願いしたことによって工事費用に消えていくのは悲しいですよね。
早めのご相談は何かとメリットが大きい為、ぜひお家を建てることを検討し始めた段階で相談ください。
②将来設計を踏まえ長期で工事プランを作ることによるコストダウン
外構・エクステリア工事というと、入居のタイミングで全て出来上がっていないといけない!と思っている方が大変多いです。
しかし、実は「生活に合わせて少しずつ作っていく」「将来設計を踏まえて長期スパンで計画立てて作っていく」ことも一つの手段です。
・入居しないと分からない、周囲の生活環境(車通り、外からの目線、騒音など)をまず肌で感じてからお悩みに合わせて外空間の使い方を考える
・お子様の成長(お庭で遊ぶ時期、自転車や部活・習い事などで大きな物を置くスペースが必要になる時期、車を持って駐車スペースが必要になる時期など)に合わせて少しずつ工事をする
・長期で工事計画を立て、商品のキャンペーン時期等お安くなる時期を見計らって工事をする
など、様々な選択肢がございます。実はそのほうが長期的に見てコストダウンでき、かつ一気にお金が減ることも無いため資金計画を立てやすい等のメリットがあります。建築初期の段階でまずご相談をいただき、長期的にプランを練ったうえで、工事は入居までに無理やり間に合わせずじっくり考えて作っていくことをおすすめします。
③商品・素材の選択によるコストダウン
選ぶ商品や素材によってのコストダウンも可能です。下記投稿のように、フェンスひとつとっても11を超える種類があります。
種類ごとに価格帯もそれぞれで、例えばメッシュフェンスは手ごろなお値段でつけることが可能です。逆にコンクリート擁壁や塗り壁等は自由度は高いですがお値段はどうしても張ってしまいます。
お好きなデザインと価格を総合して見ていただき、判断することで節約に繋がります。
まとめ
今回は外構・エクステリアアイテムの値上げの要因や、実際にどれくらい値上がりしたのか、節約するポイントなどをご紹介させていただきましたがいかがでしたか?商品選択の工夫等をしながら、なるべく納得のいくお庭・お外空間にしていきたいですね。
長年の経験と年間300件以上の実績で北陸の特性を熟知している株式会社あてでは、お住まいの地域に合ったお外回りのご提案を重視しています。「おしゃれ」だけでなく、暮らしやすさを重視したデザインをいたしますので、ぜひお気軽に無料相談・無料お見積りのお問い合わせをお待ちしております。
外周りや外構などお気軽にご相談ください
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