屋外用手すり特集ー選び方、種類、設置方法、おすすめ商品をぎゅっと解説!ー
- 2023.07.21
- お庭のお役立ち情報

はじめに
突然ですが皆さんは玄関先で「転倒の危険」を感じたことはありませんか。
・悪天候で足元が悪い日
・お子様やご高齢の方が一人で歩かれるとき
・足腰が不調なとき
など考えられるケースは沢山あるかと思います。そんな時にあると便利なのが「手すり」ですよね。
しかしいざ手すりを取付したいと考えたときに、何から考えてよいのか悩まれるのではないでしょうか。
そこで今回は皆さんの安全を守る手すりについて詳しくご説明したいと思います。
屋外用手すり工事の種類
まずどのように屋外用手すりは取り付けられるのでしょうか。代表的な取り付け方法は以下の通りです。
①床に固定
床に固定する工法は、アンカーベースを使用する「アンカー固定式」と、支柱を埋設する「埋め込み固定式」に分かれます。
工事の事例としても最も多い床固定。手すりがしっかりと支持され、安定感があります。
一方、床固定のデメリットとして床面への穴あけが必要なため、床材へのダメージや修復の必要性が生じる可能性があります。将来的なレイアウト変更で撤去した場合など、床材に痕が残るケースも多いです。
➁壁に固定
※YKKAPサイトより参照
壁に穴を開け、樹脂プラグを挿入しシリコン注入。ねじで固定する方法があります。
壁固定は手すりの取り付け位置が高い場合や、床の強度が不足している場合でも安定感を確保できます。また、手すりを取り付けるために床に穴を開ける必要がないため、床材へのダメージを抑えることができます。
一方、壁固定のデメリットは、壁の強度や耐荷重によって制約を受けることがある点です。また、将来的なレイアウト変更で撤去した場合など、壁に痕が残るケースも多いです。
③側面に固定
※三協アルミサイトより参照
勝手口など面積が狭いところへ取り付ける場合には側面に取り付けることもあります。
床固定にするにも設置するスペースが無い、壁も無いなどの場合は側面への固定という選択肢もございます。ぜひエクステリアプランナーへご相談いただき、現地調査の上工事方法を決定されることをおすすめします。
屋外用手すりの選び方
次に屋外用手すりの設置を検討する際、重要視すべきポイントをいくつかご紹介します。
①耐久性と安定性
玄関手すりは、安全に玄関に入るための支えとなるため、十分な耐久性と安定性が求められます。頑丈な素材で作られていることや、しっかりと固定されていることを確認しましょう。
➁高さと掴みやすさ
手すりは、自然な姿勢で掴める高さに取付する必要があります。一般的には、成人の胸または腰の高さが適切です。標準的な高さについては次項で詳しく説明します。また、小さなお子様がおられる際はお子様視点での高さや取付も重要です。
手すりの形状も手の掴みやすさに影響を与えます。滑りにくく、握りやすい形状の手すりが好まれます。
③防滑性
玄関先は雨や雪で滑りやすくなることがあります。手すりには、滑りにくい素材を使用するか、防滑カバーを付けることが重要です。
④デザインと調和
玄関は家の第一印象を左右する場所ですので、手すりのデザインも建物や周囲のスタイルと調和することが望ましいです。素材やカラーを選ぶ際には、建物の外観や玄関ドアのデザインとマッチさせることを意識しましょう。最近では黒やグレーのアルミの質感が多くのお客様に支持されています。
適切な屋外用手すりの高さ
次に一般的な屋外用手すりの高さについてご説明します。
床から手すりのトップまでで目安としては750mm程度が基準です。
もちろん実際に使われる方の体格、使いやすい高さがあるため、700mm〜800mmぐらいの高さで調整していきましょう。
エクステリアメーカーの手すりの高さは800mmで設定されておりますので、必ず取付する際にその高さで問題がないかの確認をしてください。
当社でおすすめの商品
次に実際にエクステリアメーカーから販売されている屋外用手すりをご紹介します。
各社性能のみならず、デザイン性に優れた商品も多数ありますので、是非お好みの商品を見つけてみてはいかがでしょうか。
①三協アルミ ジーエムライン
商品ページはこちら:https://alumi.st-grp.co.jp/products/gate/supporttesuri/gmline/
美しくスマートな印象のデザインが、住まいをスタイリッシュに演出します。美観と安全性に配慮した補助手すりです。当社でもこちらを用いた施工事例が多く、一気にモダンな雰囲気となりおしゃれさをUPしてくれるアイテムです。
【ジーエムラインを用いた施工事例】
➁三協アルミ エトランポU
商品ページはこちら:https://alumi.st-grp.co.jp/products/gate/supporttesuri/etranpo_su/
握りやすさを追求した優しいアールデザインで玄関先を快適にします。幅広い住宅様式や施工条件に対応できるように納まりやカラー、オプションも充実しています。持ち手部分が丸みを帯びており掴みやすい点が大きな特長です。足腰の不自由な方、ご年配の方で性能を重視する方へおすすめです。
【エトランポUを用いた施工事例】
③YKKAP ルシアス歩行補助手すり
※YKKAP 商品ページより参照
商品ページはこちら:https://www.ykkap.co.jp/consumer/products/exterior/lucias-hand/lineup
安心を添える上質デザインの手すりと、フラット感のある使いやすい笠木で日々の暮らしをサポートする手すりです。アプローチまわりやフェンス、玄関ドアや建物などと組合せやすいシンプルなデザインです。ウッド調の笠木にアルミがトレンド感をおさえた商品ですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今すぐに必要ないとお考えの方も暮らしの安全性向上のために選択肢のひとつとして覚えておけば、必要になった際は対応がスムーズに行えます。
もちろんあてでも手すり取付の対応が可能ですので、お気軽にお問い合わせください。ご自宅にぴったりの手すりを一緒に考えていきましょう。
外周りや外構などお気軽にご相談ください
"あて"では、外周りや外構などのちょっとした疑問やご相談、見直しのアドバイスなど、無料でお答えしています。 高品質で価格を抑えるウラ技、 失敗しない為のポイント、 おすすめの外周りなどもしっかりお教えします。お気軽にご相談ください。
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